ツァレファテのやもめを探し出す

なるほどTheBible2025/09/17
=やもめをどうやって探し当てた?=
Q:エリヤはどうやってやもめを見つけたのですか?
============================================
[参考聖書箇所]Ⅰ列王記17:9
「さあ、シドンのツァレファテに行き、そこに住め。見よ。わたしはそこの一人のやもめに命じて、あなたを養うようにしている。」
============================================
A: 「薪を拾い集めている」という言葉がヒントでした

ツァレファテは城壁に囲まれ通用門があり、絶えずその門で部外者の動きを監視する役人がいたはずです。エリヤは、町の中には入らず門近くで、声をかけるべき相手(やもめ)が来るのを待っていました。ここで素朴な疑問がわいてきます。それは「エリヤは出会うべきやもめをどうやって見つけ出すことができたのか。」ということです。見落としがちですが、ヒントは「薪を拾い集めている」という言葉にあります。のちに出てきますが、このやもめには子供がいます。抱きかけることができたという言葉から幼児だったかもしれません。ということはこのやもめは年齢的に若い女性と推測できます。夫が存命しているのならまだしも、若い寡婦なのですから蓄財は考えられません。また男並みの仕事も与えられていないはずですから、経済力などありません。夫が存命していれば、燃料に使う薪くらい城内で購入できたはずです。ところが、その燃料に使う薪でさえ用意できず、城外に出て薪を拾っているとすれば、夫がいない(死別している)寡婦でしかないのです。さらに彼女には親戚縁者がいたはずですから、それなりの援助があったはずなのです。ところが、それも受けていないのです。「薪を拾い集めている」状況は、孤立無援の証です。ではなぜ孤立無援だったのでしょうか。これは全くの推測ですが、彼女には主なる神への信仰心(あるいは興味)があり、またバアル信奉に疑問を抱いていたかもしれません。その様子を親戚縁者あるいは近所の人々が嫌っていたのかもしれないのです。これら全ての状況が「城外で薪を拾っている若い寡婦」を生み出したと言えます。主の指示した「やもめ」とエリヤは判断した理由はここにあります。主なる神様の指示は時に漠然としています。しかし状況判断・状況分析力という能力を与えられていれば、的確に目的を探すことができるものです。これもまた神様の賜物です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次