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ローマ人への手紙13章

ローマ人への手紙 13章
=本章の内容=

❶上に立つ権威に従う❷互いに愛し合う③光の武具を着けよう

=ポイント聖句=

主イエス・キリストを着なさい。肉の欲のために心を用いてはいけません。(13:14)

=黙想の記録=

●本章でもパウロは基督者の様々なシチュエーションでの身の処し方を語っています。社会的環境(会社・学校などですね)。隣人(無論家族もここに含まれます)に対して、自分自身に対して。
●乙武洋匡(おとたけ ひろただ)さんは、先天性四肢欠損(生まれつき両腕と両脚がない)という障害があり、移動の際には電動車椅子を使用しています。累計600万部も売れた「五体不満足」の作者です。先日地元FMラジオでこんなことを言っておられました。「先天的に歩けない人が持つ障害は三つあるんです。第一に足がないということ。これはだれでもわかることですよね。第二に両腕が必要なんです。歩行するときの勢いとバランスをつける為に必要なんです。じゃあ、第三は何でしょう?それは『歩くというものがどういうものであるかを知らない』と言うことなんです。歩くためには、この三つの欠損した部分にそれぞれの必要に応じたトレーニングが必要なんです。」
●この話を聞いて「キリストにあっ新生できた人の歩み」について、ふとこんなことを思ったのです。
「初めから祈れる人はいるだろうか。祈り方を知らないのに。」「初めから聖書を理解できるのだろうか。理解の仕方も知らないのに。」「初めから教会や職場や家庭での基督者としての生活の仕方をしっているのだろうか。」考えてみれば初めから「信仰生活」が何であるかを知っている人などいないのです。
●また私のリハビリの先生からも聞いたことがあり、自らも体験したことなのですが。「体が復調するのには相当の年月が必要です。」「リハビリを必要とする方に合わせて、その方のレベルに合わせてリハビリしないと、かえって体に悪影響を及ぼす。」、そして「いろいろなことを知っている良い療法士に出会わないと、復調するのは困難」とのことです。
●では新生した基督者には良き助け手である聖霊がおられます。ところが、聖霊は時として他の基督者を介して「歩み方」を示される場合が多いのです。
●でも身体障害者でも、単に動くだけでは、アスリートにはなれないのが当然で、さらに、それ相応の訓練が、健常者の数倍も必要となるのです。基督者はどうでしょうか。自然の成り行きで「主の弟子」そして「主のしもべ」となることは不可能です。間違えてはいけないには「神学校」を出ているからとか、「信仰年数が長いから」などの理由では、この訓練は十分ではないのです。