ローマ人への手紙 6章
=本章の内容=
❶死の原理❷神の奴隷として生きる
=ポイント聖句=罪の奴隷であった時は、あなたがたは義については、自由にふるまっていました。その当時、今ではあなたがたが恥じているそのようなものから、何か良い実を得たでしょうか。それらのものの行き着く所は死です。しかし今は、罪から解放されて神の奴隷となり、聖潔に至る実を得たのです。その行き着く所は永遠のいのちです。 (6:20~22)
=黙想の記録=●「罪を犯し続けた方が神の恵みを余計に受けることができるのでは?」という屁理屈が湧き起ることがあります。罪は肉体的な死に影響します。それが良くないこととわかりながら行ってしまう様々な依存症もこれに入ります。社会的なこと精神的なことで孤立孤独になるという「死の状態」をもたらします。
●しかし、パウロは同じ「死」でもイエス様の死は特別な意味を持ち、それは私たち全人類救済の方法だと断言するのです。さらにキリストがよみがえった様に、基督者は新しい命の力を持つことができることも説明しています。
●この状況をパウロは「奴隷」という言葉を使ってさらに説明を上乗せしています。だれかに服従し一章を費やすのが「奴隷」です。死に至る「罪の奴隷」か、恵みと愛のうちに生活できる「神の奴隷」か選ぶのは私たちの自由意思です。でも「奴隷」という単語が体に染みつくまでには紆余曲折があります。