詩篇第一巻 第19篇
![](http://www.sakaihc.website/wp-content/uploads/2024/11/banner_ot_12psalms_vol01.jpg)
詩篇第一巻 第19篇
=本章の内容=
無言の言葉・主の御言葉
=ポイント聖句=天は神の栄光を語り告げ大空は御手のわざを告げ知らせる。(19:1)
主のおしえは完全でたましいを生き返らせ主の証しは確かで浅はかな者を賢くする。(19:7)
隠れた罪から私を解き放ってください。(19:12)
あなたのしもべを傲慢から守ってください。それらが私を支配しないようにしてください。(19:13)
私の口のことばと私の心の思いとが御前に受け入れられますように。(19:14)
●本篇では主なる神が三種三様の方法でご自身を表現されていると作者は考えている。
第一は主の創造の御業、特に天体(19:1~6)
・・・作者は今天空を仰ぎ見ている。天体の雄大さはもちろん緻密かつ正確な動きに圧倒されている。
第二は主の口から出る言葉(19:7~11)
・・・御言葉は「たましいを生き返らせ」「人の心を喜ばせ」「人の目を明るく」は「魂・心・身体を回復し元気づける」と考えることができる
第三は作者の心にある主への思い(19:12~14)
・・・上記二つの感動の障害になるのが心の内にある肉の思いである。この障害が取り払われるなら、さらに第一第二の主なる神の表現がクリアにされる。
語句①天(19:1)英語The heavensヘブル語שָׁמַיִם(シャマイアム)天国、空、星の住処、目に見える宇宙、空、大気、神
語句②大空(19:1)英語he firmament ヘブル語רָקִיעַ(ラキア)天の川、
語句③光芒(19:1)彗星英語line ヘブル語קָו(カーブ)線
「その光芒は全地にそのことばは世界の果てまで届いた(19:4)」の光芒は彗星のことを意味するが英語やヘブル語では単に線やメッセージと翻訳されている。口語訳・新共同訳では「響き」となっている。ヘブル語に最も近いのは新改訳2017ではないだろうか。
英語・・・(DBY)Their line is gone out through all the earth,
(NLT)Yet their message has gone throughout the earth