ピリピ人への手紙 2章

ピリピへの手紙 2章
=本章の内容=❶キリストのへりくだり❷パウロと従順➌テモテとエパフロデト
=ポイント聖句=しかし、私の兄弟、同労者、戦友、またあなたがたの使者として私の窮乏のときに仕えてくれた人エパフロデトは、あなたがたのところに送らねばならないと思っています。 (2:25)
=黙想の記録=●本章の後半に「エパフロデト」をパウロは「戦友」とまで言っています。ここでエパフロデトが「キリストの僕」として、パウロにまたピリピ教会にどれほど尽くしてくれたかを述べ、彼の華々しい実績など論うことはしませんでした。本章の前半部分にある「イエス様のへりくだりと従順」は、「テモテやエパフロデトの奉仕で実現している」ことをパウロは説明しています。エパフロデトに至っては「いのちの危険」を冒してまでもキリストの教会に仕えようとしているのです。
●奉仕の形は多岐にわたっていますが、奉仕者のあり方は、愚直なまで主の愛しておられる教会に仕える僕の姿なのです。主の御用の為といいながら「自分を際立たせるためのパフォーマンスをする」ことではないのです。「戦果だけを求める同僚」のことを「戦友」とは呼ばないのです。自分の命も顧みずに同じ戦いを戦い抜き、死に瀕する仲間を助け出し、励ましあう人のことを言うのです。