マルコの福音書16章

マルコの福音書16章
=本章の内容=
❶弟子たちに会われたよみがえったイエス様❷世界宣教
=ポイント聖句=さて、週の初めの日の朝早くによみがえったイエスは、まずマグダラのマリヤにご自分を現された。イエスは、以前に、この女から七つの悪霊を追い出されたのであった。 (16:9)
=黙想の記録=●マルコの福音書最終章です。まず天使たちが女性たちに現れ、次にペテロに、そしてマグダラのマリヤにはイエス様自ら声を掛け、エマオに向かう二人の弟子に、さらに11人の弟子たちにもご自身の姿をお見せになります。マグダラのマリアについて四福音書がはっきり語っているのは、七つの悪霊をイエスに追い出していただき、磔にされたイエスを遠くから見守り、その埋葬を見届けたこと。そして、復活したイエスに最初に立ち会い、「すがりつくのはよしなさい。まだ父のもとへ上っていないのだから」とイエスに窘められる、自分の資産を捧げ他の婦人たちと同様にイエス様の一団に加わっていたことも挙げられるでしょう。『マタイによる福音書』などによれば、彼女は復活の訪れを弟子たちに告げるため遣わされた。このため彼女は初期キリスト教父たちから「使徒たちへの使徒」と呼ばれ、正教会での彼女の称号「亜使徒」はこの事績に由来する。 (wikipedia)この様に重要な局面を迎えた時、その発端となるのが女性であることがしばしばあるようです。
●アメイジンググレイスのジョン・ニュートンには敬謙な信徒であった母が、ビリーグラハムには彼を救いに導いた婦人が。一説によれb、この婦人が生涯で導くことができたのが、このビリーグラハムだったという言う逸話があります。母親や一婦人だけでなく、傑出した働き人の背景には必ず陰で支えていた奥様達がいたことを忘れてはなりません。無論、表舞台で大きな奉仕をされた主にある姉妹たちも数多くいます。こうしてみると、「助け手」としての女性の本領が発揮できたからこそ、主の御業が前進できたとは言えないでしょうか。