マルコの福音書12章

マルコの福音書12章
=本章の内容=

❶ぶどう園の譬え❷カイザルのものはカイザルに➌復活論争❹神の国から遠くない❺ダビデとキリスト❻やもめの2レプタ

=ポイント聖句=

そこへひとりの貧しいやもめが来て、レプタ銅貨を二つ投げ入れた。それは一コドラントに当たる。(12:42)

=黙想の記録=

●プリマスブラザレンでもマラキ3:9・10を根拠にして「 什一献金(収入の十分の一を献金すること)」を勧める集会もありますが、私個人は大変違和感のあるところです。献金は税金ではありません。会堂維持費または会堂使用料、昼食代・講演参加費・給料でもないのです。つまり、何かの為、誰かの為という目的ではありません。こうした考え方にとらわれていると、ついつい基督者は捧げる金額の量で信仰を推し量る様になってしまいまうのです。
●レプタ銅貨はもともとギリシャの通貨で、コ゚ドラントはローマの通貨です。1コドラントは当時のローマ帝国の銭湯の一回分の入浴料だそうです。(wikipedia)現在日本では入浴料金が平均400円ですから、この時にもめがささげたのも400円前後になるわけです。こんな少しばかりの献金は、神殿の維持費にも消耗品購入代金にもなりません。この「やもめの二レプタ」の話が「カイザルのものはカイザルに」の話の後に続いているところに意味があります。「神のものは神に返えす」これが献金の動機なのです。あなたが手にしているすべての物は本来あなたの物ではありません。神様の物で、この地上の生涯でどう使うかを試されているだけなのです。
●さらにパウロの書簡にも献金等の勧めが出ていますが。「惜しみなく」を原則としています。また「愛するが故」という原則もあるのです。

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