マルコの福音書8章

マルコの福音書8章
=本章の内容=

❶男だけで四千人の給食❷パン種と弟子の反応➌盲人の癒し❹わたしはだれだ❺受難の予告

=ポイント聖句=

すると彼は、見えるようになって、「人が見えます。木のようですが、歩いているのが見えます」と言った。それから、イエスはもう一度彼の両目に両手を当てられた。そして、彼が見つめていると、すっかり直り、すべてのものがはっきり見えるようになった。(8:24-25)

=黙想の記録=

●盲人の癒す場面です。イエス様の唾液を目にくっつけるのです。「つばきを人にかける」という行為は元々「人を侮辱する」意味を持ち、イエス様自らも裁判の途中でつばきをかけられ侮辱されています。でもイエス様は人を癒すときこのつばきを使われました。聾唖者にも盲人にも。個人的な黙想ですが、イエス様が本来屈辱の意味を持っていた「人につばきをつける」行為が人を癒すことになった様に、十字架の屈辱を自ら受けてくださったイエス様こそ、私たちに救いを与えてくれるキリストであることを教えている様に思えてなりません。
●さらに人が見て「不幸な・悲惨な・屈辱的な」試練を経験されている兄弟姉妹にかえって励まされ慰められていることはないでしょうか。キリストの似姿に変えられていくとは、こうした経験をしてきた兄弟姉妹の姿を言うのではないでしょうか。