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マルコの福音書3章

マルコの福音書3章
=本章の内容=

❶安息日論争(片手のなえた人の癒し)❷ガリラヤで人気沸騰➌12弟子の任命❹ベルゼブル論争❺イエス様の肉親

=ポイント聖句=

イエスが家に戻られると、また大ぜいの人が集まって来たので、みなは食事する暇もなかった。 (3:20)

=黙想の記録=

●この章には「大ぜいの人々」が4回も出ています。「大ぜいの人々」は英語では「multitude」ギリシャ語では「ochlos(アハラス)で大勢の人々、群衆と訳されています。人気絶頂期のイエス様。この状態はイエス様の願うとおりだったのでしょうか。この大ぜいの人々がイエス様に集まって来たのにはどんな目的があったのでしょうか。「大ぜいの・・・」がマルコの福音書で最後に出てくるのが13:6で「わたしの名を名のる者が大ぜい現れ・・・」という箇所です。
●人は「大ぜいの側にいる」とき、公正感や安堵感や安定感を覚える物です。ところがこの「大ぜいの人々の気持ち=群集心理」は時として、「十字架につけろ!」と叫んだイエス様の時と同様に、「正義をも潰してしまううねり」となりかねないのです。基督者も気を付けなければならないのは、この点です。時として教会の規模化、または集会の規模化は、これに似た現象を引き起こす場合があります。また大同団結を願う活動にも。