マルコの福音書2章

マルコの福音書2章
=本章の内容=

❶中風のいやし❷取税人との食事➌断食論争❹安息日論争(穂を摘み)

=ポイント聖句=

人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを、あなたがたに知らせるために。(2:10)医者を必要とするのは丈夫な者ではなく、病人です。わたしは正しい人を招くためではなく、罪人を招くために来たのです。(2:17)人の子は安息日にも主です(2:27)

=黙想の記録=

●本章は、始終、律法学者やパリサイ人がイエス様の活動のブレーキであったことを表現しています。冒頭の3つの聖句は本章でのイエス様の権威とご生涯の目的を端的に表したところです。「神の御子=人の子」はイエス様がご自分を表現するときによく使われている言葉です。神の御子が人のために人に仕えるために人となっているという意味があります。
●「癒される」ことより「罪が赦される」ことの重要性を伝えたかったのに、取り巻いていた人々はその真意を汲む余地もありませんでした。基督者も時々「御利益宗教としての信仰」を重視し、「信仰の聖化」を軽視する傾向があります。イエス様は個人個人の問題として「人に巣食う罪」もっと真剣に考えてもらいたいのです。