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ヨシュア記20章

ヨシュア記 20章
=本章の内容=

❶逃れの町

=ポイント聖句=

2,「イスラエルの子らに告げよ。『わたしがモーセを通してあなたがたに告げておいた、逃れの町を定めよ。

=黙想の記録=

=黙想の内容=
●逃れの町概要:逃れの町とは過失で殺人を犯してしまった人が復讐から逃れて安全に住むことを保証された町のこと。以下Wikipediaに「逃れの町」の概要が記載されています
①逃れの町に滞在することが認められるのは、敵意や怨恨でなく、故意でもないことが条件であり、後日改めてイスラエルの共同体による裁判を受け、過失であったことが認められねばならない。
②逃れの町に避難した人は、その時の大祭司が死ぬまでの間、そこに留まらねばならず、それまでは元の住所に帰ることはできない。
③また、逃れの町以外の場所においては、被害者の遺族が直接加害者を殺す血の復讐の権利が認められている。
●モーセへの命令(民数記35章)
①主はモーセに告げられた。「イスラエルの子らに告げ、彼らに言え。ヨルダン川を渡ってカナンの地に入るとき、あなたがたは町々を定めて、自分たちのために逃れの町とし、誤って人を打ち殺してしまった殺人者がそこに逃れることができるようにしなければならない。この町々は、復讐する者からあなたがたが逃れる場所となる。殺人者が、さばきのために会衆の前に立たないうちに死ぬことのないようにするためである。あなたがたが与えるべき町は六つの逃れの町で、それらは、あなたがたのためのものである。このヨルダンの川向こうに三つの町を、カナンの地に三つの町を与えて、逃れの町としなければならない。(民数記35:6~14)
②会衆は、その殺人者を血の復讐をする者の手から救い出し、彼を、逃げ込んだその逃れの町に帰してやらなければならない。彼は、聖なる油を注がれた大祭司が死ぬまで、そこにいなければならない。(民数記35:25)
●「逃れの町」はイスラエル全体で6箇所備えられました。ヨルダン川を境として東側に3箇所、そして西側に3箇所です。(ヨルダン川西岸)ケデシュ、シェケム、ヘブロン・(ヨルダン川東岸)ベツェル、ラモテ、ゴラン
●逃亡者は大祭司の死をもって逃れの町での期間が満了となります。このことから大祭司の死が逃亡者の代わりに贖いの役割を果たしたとも言えるのではないでしょうか。こうした観点からすると逃れの町という制度そのものが私達の大祭司イエスキリストの十字架による死の予兆と言えるのではないでしょうか。イエス・キリストの命という代価を払って私たちは罪と死の支配から解放されたといえるのです。逃れの町の数は6つ。ですから7番目の逃れの町はイエスキリストそのものと言えるのです。

=注目語句=

語句①逃れの町(2):英語cities of refuge(KJV・NLT)、ヘブル語イーエル・ミグラット[町(都市)・避難(亡命)]・・・ヨシュア記の以下の個所でも言及している(20:2; 20:3; 21:13; 21:13; 21:21; 21:21; 21:27; 21:32; 21:38)

ヨシュア記

Posted by kerneltender