エペソ人への手紙 3章

エペソへの手紙 3章
=本章の内容=
❶奥義としての教会❷人知をはるかに越えたキリストの愛
=ポイント聖句=人知をはるかに越えたキリストの愛を知ることができますように。こうして、神ご自身の満ち満ちたさまにまで、あなたがたが満たされますように。どうか、私たちのうちに働く力によって、私たちの願うところ、思うところのすべてを越えて豊かに施すことのできる方に、教会により、またキリスト・イエスにより、栄光が、世々にわたって、とこしえまでありますように。アーメン。(3:19~21)
=黙想の記録=●「教会とは何か」を説明する最後の章です。ここでもパウロは主なる神から直接啓示された奥義について語っています。もちろんこの奥義とは「教会」のことです。選民ユダヤ人も異邦人である私たちとともにこの教会の一員となりました。この奥義は今までは隠され発動していませんでしたが、キリストの出現により実行に移されることになったのです。さらにユダヤ人にとっては畏敬の存在に過ぎなかった神が、大胆に近づくことを許され、「父」と呼べる方となったのです。これはユダヤ人とっては驚異的な事でもあったのです。「天上と地上で家族と呼ばれるすべてのものの名の元である父の前に祈ります。」とパウロが言っている家族とは「教会」のことです。また「父」とは父なる神様のことです。
●「人知をはるかに越えたキリストの愛」は教会と言う形で成就するのです。個人に注がれる神の愛もさることながら、「教会こそが神の愛の賜物である」と、パウロは強く実感しているのがこの章の最後に表現されています。