エペソ人への手紙 2章
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エペソへの手紙 2章
=本章の内容=
❶救いは神からの賜物❷ユダヤ人と異邦人の平和が教会になる
=ポイント聖句=あなたがたは使徒と預言者という土台の上に建てられており、キリスト・イエスご自身がその礎石です。この方にあって、組み合わされた建物の全体が成長し、主にある聖なる宮となるのであり、このキリストにあって、あなたがたもともに建てられ、御霊によって神の御住まいとなるのです。(2:20~21)
=黙想の記録=●本章の後半部分に出てくる「両者」とはユダヤ人と異邦人である私たちのことです。ユダヤ人から見れば異邦人である私たちは神とは無縁の存在。神の救いの対象であることなど考えられず、ユダヤ人との接点などありえない存在だったのです。ユダヤ人にとっては「異邦人は死者」と映っていたのです。残念なことに全民族から選び出されたユダヤ人自身も、異邦人と同罪であることを認めることができなかったのです。ところがキリストの十字架での死と復活を通し、両者ともいのちある存在と初めてなれたのです。お互いの融合などありえない存在であった両者が、キリストによって平和をもたらされ、さらに「教会」という新しい結びつきを得させられたのです。これが奥義なのです。
●考えても見てください。世界総人口77億人の中からあなたは選び出されたのです。神様に認められるような何か価値ある存在だったのでしょうか。「罪の中にあってこの世の流れに従い、空中の権威を持つ支配者」に支配されていたにすぎないあなた。無価値どころか有害な存在だったあなたのことを、神様は選び出されたのです。何の為でしょうか?それはあなたを引き出しきよめて、花嫁なる教会の体としたかったからなのです。この教会を意識しない基督者などありえないとパウロはここで教えているのです。