ヨハネの手紙第一 2章
ヨハネの手紙第一2章
=本章の内容=
❶光の中を歩んだいる事の実証方法❷聖霊の内住
=ポイント聖句=神のうちにとどまっていると言う者は、自分でもキリストが歩まれたように歩まなければなりません。(2:6)
=黙想の記録=●「基督者が光の中を歩んでいる」事をどうやって実証できるのでしょう。「救われている」事をどうやって確信できるのでしょう。それが2章のテーマです。
●闇に属する人は「キリスト教も他の宗教もみんな精神的に弱く病んでいる人が好んで行うもの」「何でもかんでも神頼みをせずにこの世の幸せを自分の手で勝ち取りなさい」「ひ弱な集団よりもこの世の実力者との人脈を作った方がより成功するんだよ」などと言って憚りません。いつでも上昇志向があるために、いつ転落するかも知れない時の惨めさや、負け組になった場合の苦悩など知る由もありません。
●本題に戻りますが、本章前半には次の様な基督者が基督者である事の実証方法が指摘されています。それぞれのグループではこの項目についてそれぞれの単語を当てはめていますので予めご承知ください。
①罪つまり神様に目を背けて逸脱した歩み方をしている時があると自覚できる。②十字架による聖化、つまり古い性質と訣別してイエス様のご生涯に倣おうと人生を歩む事を決意している
③み言葉が自分を照らす鏡であり、自分の人生のガイドブックである事を認めることができる。
④主にある兄弟姉妹を尊重でき、その兄弟姉妹の為に祈りを含めて何か具体的な行動をしている
⑤世を愛する事をしない、つまりこの世に未練を残さない決意ができている
●本章の後半部分は「イエスは神ではない。十字架で死んだただの人。」などと神の御子を否定するもの達の存在をクローズアップしています。しかしもし人がイエスキリストによって救われているのなら、油注ぎつまり聖霊の内住を経験しているはずです。この方が私達の内にいてくださるからこそ、本章前半部分にある「光の中を歩んでいる」との自信が持てるだけでなく、光の中を歩む原動力推進力を既に持っていると自覚が持てるのです。