最新情報

コリント人への手紙第一 3章

コリント人への手紙第一 3章
=本章の内容=

❶肉に属する人=霊的幼子②人をフォローする❷神の建物➌この世の知恵

=ポイント聖句=

さて、兄弟たちよ。私は、あなたがたに向かって、御霊に属する人に対するようには話すことができないで、肉に属する人、キリストにある幼子に対するように話しました。私はあなたがたには乳を与えて、堅い食物を与えませんでした。あなたがたには、まだ無理だったからです。実は、今でもまだ無理なのです。 (3:1-2)

=黙想の記録=

●本章では、パウロは霊的幼子の特徴を端的に述べています。幼子と言うのは信じたばかりの初心者のことではありません。残念なことに信仰歴30年、40年であろうが。「霊的幼子」は「幼子」のままなのです。
●幼子の特徴は第一に「堅い食物」を食べることのできないことです。乳ばかリ飲んでいる人のことです。「乳を飲む」とは、自分で咀嚼できず飲み込むだけの状態です。また、誰かから与えられない限り、自分で食事をすることができない状態なのです。基督者に当てはめれば、日曜日に教職者の話を聞いて、「ああ、良かった、祝福された。」と思うだけで、自分ではみ言葉を読み黙想できない人のことです。
●第二に幼子は、時や場所に関係なく、駄々をこね、急に大声をあげたり、泣きわめき、自分の欲求ばかリ求める状態になりやすいのです。基督者で言えば、些細なことで、すぐにかっとなったり、めそめそ泣きだす感情的な人のことです。自分が快適であれば満足し、不愉快なら直ぐに文句を言うのです。
●第三に幼子は、父母にべったりくっついて離れることのできない状態です。あるいは不快な状況には、すぐにぐずる状態です。基督者で言えば、「この先生は凄くいい。」などと言いながら、べったりしたり、おっかけをしている状態です。または「あの先生は人情がない。」などと言いながら、引いていてくれる手をすぐに解いてしまう人のことです。つまり人間関係を直ぐに断ち切ってしまって平気な人の事です。こうして見るとかなりの霊的幼子が、ここかしこにいるとは思えませんか。あなたは如何ですか。こんな状態では「成熟を目指す」ことはまず無理です。
★健全な信仰は、霊的幼子から幼児>少年>青年>壮年と次々に成長できる人のことです。基督者にとって、「成長をチェックできるスケール」とは、あなたという樹木になる「御霊の実」のことです。